「地域独自の資源活用」の視点から子どもの市民リテラシーの形成を目指した美術教育の単元開発の研究
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概要
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本研究は,小・中学校の美術教育において,持続可能な社会を支える市民リテラシーの形成を目指し,地域独自の資源活用の視点から単元を開発しようとするものである。地域独自の資源を活用した造形活動は,従来から美術教育においても取り上げられている。しかしながら,その学習は地域素材による見栄えのよい作品づくりにとどまったり,その素材を提供する地域資源の保全に取り組もうというスローガンの提示で終わったりすることが多いように思われる。そこで,市民リテラシーの形成という観点から地域資源を活用した造形活動を捉えなおし,環境省の「持続可能な地域づくりのためのガイドブック」を参考に,市民リテラシーの形成を目指した美術教育の単元開発に取り組むと共に,実践例を通して子ども達の市民リテラシーや造形活動に関わる諸能力がどのように向上したのか考察した。
- 2012-03-25
著者
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