石膏とガーゼを使った外側型取り手法についての一考察 : ジョージ・シーガルの手法を子どもの造形活動で活用するために
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概要
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本研究は,小学校の造形教育において,ジョージ・シーガルの初期の人体彫刻を造る際の手法を活用した授業を展開するために,石膏とガーゼを使った人体を直接,外側から型取りする外側型取り手法(アウトサイド・キャスティング)の技法を研究したものである。研究では,まず,過去の小学校6年生に実施したジョージ・シーガルの作品を鑑賞させた後,児童の手や足を直接,外側型取りし,その石膏作品と身の回りの物を小道具として組み合わせた「シーガルに挑戦,はじめの一歩」という造形活動における教育的効果と課題点を検証することから始める。そして,課題点を技術的に,どのように克服すればよいかを明らかにし,石膏とガーゼを活用することで小学生でも安全で簡単に自らの体を型取りすることのできる手法を示す。
- 美術科教育学会の論文
- 2006-03-31
著者
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