関東大震災 (1923)と日本橋の近代建築(1)
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概要
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建築の歴史において、ある大災害が建築技術の発展を促すということは稀ではない。このことはとりわけ巨大地震に頻繁に襲われた近代日本の実情であり、すなわち建築素材と建築構造の進歩は天災と密接に関係しているのである。本稿では、関東大震災とそれが誘発した大火災によって、日本橋地区の各種建築構造物が受けた被害の検証を試みる。またそれまでの地震が近代日本建築史に与えた影響についても検討する。そして総括として、この大震災の教訓について論じるとともに、震災後の復興の一例を取り上げて論じる。
- 2012-03-31
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