児童思春期病棟に勤務する看護師の看護に関する意識
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概要
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目的:児童思春期病棟に勤務する看護師の看護に関する意識を検討する.方法:郵送調査法.個人的属性票は単純集計,自由記述票は質的帰納的分析,職業的アイデンティティ尺度(PISN)は記述統計,Shapiro-Wilk検定で正規性を確認し,正規分布の属性は一元配置分散分析とt検定,正規分布ではない属性はKruskal Wallis検定,Mann-Whitney検定を行った.結果:有効回答は23名(82.1%).看護の魅力は【思春期という時期での関わり】【人間としての成長】等,看護の困難さは【関わり方】【患者理解】【家族との関わり】,看護の役割として【キーパーソン】【情報提供者】【家族との橋渡し】,看護する上で意識している事として,【距離感】【全体像の把握】【肯定的アセスメント】であった.看護師の基本的属性と職業的IDは性別と雇用形態で有意差が認められた.結論:児童思春期病棟に勤務する看護師は,思春期青年期にある患者ということを意識しており,患者との人間関係的な側面を意識して看護を実践している.
著者
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関根 正
群馬県立県民健康科学大学
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内田 正樹
群馬県立精神医療センター
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木村 共美
群馬県立精神医療センター
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藤倉 美佳
群馬県立精神医療センター
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木村 きよ子
群馬県立精神医療センター
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大舘 太郎
群馬県立精神医療センター
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