A県の精神科看護職者の職業的アイデンティティの実態
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概要
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目的:A県内の精神科病院に勤務する看護職者の基本的属性と職業的アイデンティティの実態を把握する.方法:郵送法による質問紙調査を実施.分析は,記述統計,職業的ID得点の差はt検定,一元配置分散分析を用いて比較した.結果:11病院から研究協力の回答があり,918名に質問紙を送付.483名(52.6%)から返信があり,有効回答数は404名(44.0%)であった.本研究対象者の平均年齢44.2±11.2歳であり,厚労省報告と日精看報告との比較において,男性看護師,准看護師,大学と短期大学を最終学歴としている割合が高かった.また,臨床経験年数では,「20年以上30年未満」が最も多かった.本研究対象者の職業的ID得点は,68.9±10.9であった.結論:A県内の精神科病院に勤務する看護職者は,男性看護師,准看護師,大学と短期大学を最終学歴としている割合が高く,看護職としての経験年数が長いことが明らかになった.また,基本的属性と職業的ID得点には有意差は認められなかった.
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