B3-03 自動降灰量計によって捉えた桜島のブルカノ式噴火(噴出物モニタリング,口頭発表)
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概要
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桜島では,降灰の連続観測を目指し自動降灰量計を設置している.自動降灰量計の精度検証と降灰の検知能力を確認するため2010年12月6日〜20日にかけて連続の降灰観測を実施した.なお,同時に楕円で近似する方法の検証もおこなった.自動降灰量計は,桜島の南東側の有村に2箇所(有村1,有村2),東側の黒神に2箇所(黒神1,鍋山1),計4箇所で連続観測を実施している.データ頻度は1時間に1回であるが,それを12時間に処理を行った値の2種類を用いている.12時間値は,朝と夕方の5時,17時で平均化している.12月6日〜20日まで15日間の噴火連続観測と自動降灰量計及び分布推定結果を報告する.
- 2011-10-02
著者
-
田島 靖久
日本工営
-
井口 正人
京都大学
-
田島 靖久
日本工営株式会社国土保全部
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井口 正人
京都大学火山活動研究センター
-
高橋 英一
大隅河川国道事務所
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國友 優
大隅河川国道事務所
-
福田 謙太郎
日本工営
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下窪 和洋
大隅河川国道事務所
-
阿蘇 修一
大隅河川国道事務所
-
井口 正人
Sakurajima Volcano Research Center of DPRI, Kyoto University
-
田島 靖久
Nippon Koei Co., Ltd.
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