子どもの表現と共生する社会
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概要
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子どもの育ちにおける表現は,一人の人間である<わたし>の私的な活動であると同時に,身近な他者との関係性の中で<わたしたち>のものとして営まれるものである。言い替えれば,それは人々の社会で子どもが<わたし>を公に現わすことであり,その活動を通して人々と共生することである。本論では,国内外の共同体で行われる二つの実践事例を取り上げ,この問題を検討する。そこから導き出される考察は,それぞれの活動が括弧付きの「アート」の枠組みを利用することで一般社会に広められていること,それから,安定して持続することを約束された環境において実現されていることである。
- 2011-03-20
著者
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