注目領域のカラースチールによる花色変換モデル
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概要
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自然界の色は時間と共に変化する.花や草木の色分布はクラスタをなし、その色変化には類似性が見られる.カラースチールは他の画像の色を拝借して新たな画像を生成する発想である.主成分(PC)マッチングモデルは対象領域間の色伝達の概念を初めて導入し、シーンカラー転送モデルは,従来の色再現の概念をシーン間の色の雰囲気の伝達へと進化させた.本論文は領域分割に基づく関心領域(ROI)の色伝達モデルを提案する.領域分離した花弁の目標色をスチールして,時系列主成分マッチング法により原画の花弁に移すことで滑らかな花色の推移を実現している.さらにカラースチールに2値のモーフィング法を付加して、花弁形状の形態的変化にも取組んだ.具体的な応用として、朝顔等の花色の季節変化や赤いバラから仮想的な青バラの生成例を紹介する.
- 2011-12-01
著者
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