ミュージアム・コンテンツを基盤とする次世代型展示支援システムの研究
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概要
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本研究では,インターネットという仮想空間に蓄積されているインターネットミュージアムのWEBコンテンツを基盤とし,セマンテック・ウェブ技術とAR(拡張現実)技術を応用した展示支援システムを新たに開発した.具体的には,基幹サーバよりネットワークを介し,学芸員側が取捨選択した教育的方向性を持たせたデジタル・コンテンツを液晶プロジェクタにより透過型スクリーンに投影し,実物の展示物に透過融合し,閲覧者は展示コンテンツを自ら操作しながら閲覧する.近年,国内ミュージアムで落ち込みの目立つ10代〜20代の若者を対象に,本開発システムを用いた実証実験を行っている.評価実験で取得したデータを基に本展示支援システムの評価を行った結果,1.引きつける力(Attracting power),2.保持する力(Holding power),5.感情的な力(Affective power)について,被験者に有効に働きかけたことが確認された.
- 2012-02-15
著者
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