高機能広汎性発達障害がある学生に対する支援 -学生相談における協働支援の経過-
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概要
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本研究は,対人関係障害,コミュニケーション障害,感情表出障害などを主症状とする高機能広汎性発達障害を持つ学生を対象に,カウンセラー,教職員,なかまなどの協働による働きかけの効果を明らかにすることを目的とした.カウンセラーを中心とした働きかけの経過から,(1)カウンセラー,教職員,なかまなどによる支援の効果が見られたこと,(2)特に,人格面や生活面において顕著な安定化が見られたこと,(3)協働による支援の意義が認められたことなどが明らかにされた.この結果から,事例を取り巻く人々による協働の働きかけの有効性,および総合的な支援システムの必要性が示唆された.
- 崇城大学の論文
- 2009-03-01
著者
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