Event-BモデルのHaskellによる実装(提案型エンタプライズモデリング,一般)
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概要
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近年,ソフトウェアの複雑化にともない,従来の手法ではソフトウェアの信頼性や開発生産性の向上に限界が見えてきたため,上流工程で形式手法を用いることが注目されている.本論文では,モデル指向型の仕様記述から,関数型言語の実装への変換について述べる.形式仕様記述言語としてはEvent-Bを用い,関数型言語にはHaskellを使った.モデル指向型言語は手続き型言語への変換は容易であるが,関数型言語では原理的な違いから困難とされている.現在は手続き型言語による実装が開発の主流であり,モデル指向型言語のによる仕様書が適合するが,今後,関数型言語が普及した場合,これらの仕様を再設計する必要があり,このような設計を二重に行うことは,開発生産性の低下を招いてしまう.これを防ぐには,モデル指向型で書かれた仕様を,関数型言語への直接変換を機械的に行えるようにする必要がある.
- 2011-06-10
著者
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