看護学生のシミュレーションゲームによる老化の理解
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概要
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臨地実習前の基礎教育として老齢者の心理を理解し、老齢者への対応についての心構えを持たせることを目的に、佐藤らが開発したゲーム、「老年期を生きる」を用いて演習を行った。このゲームは、老年期に遭遇する生活上の出来事を設定し、自己の老人像をイメージし、喪失感、無力感などのマイナス面のみならずプラス面も含めた老齢者の心理状態をリアルに再現したものである。学生は、老年期の自己像のイメージカード、生活上の出来事カードを引きながら自立、半自立、依存、再自立へと変化する4つの生活様式の過程を体験する。このようなシミュレーションを行うことにより、青年期の学生に講義や模擬体験演習では理解されにくい老齢者の心理を理解させることが出来た。さらに老齢者への対応についての心構えや行動するための動機づけができた。従って、この授業方法は臨地実習前の看護基礎教育として有意義である。
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