入学者選抜における面接試験の妥当性

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概要

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理学療法学科入学者選抜における面接試験について調査をおこなった。評定のばらつき、評価者間の相対的評価傾向、臨床実習合否との関係を調べることによって、1)評価の再現性、2)妥当性、3)4段階(A〜D)評価法の適正、4)合格者選抜における面接試験の位置づけ、の4点について検討した。個人判定、総合判定ともに年度間で強い相関が認められた。相対的評価傾向については、評価者による独自の傾向は認められず、ほぼ同じ尺度で面接判定をおこなっていた。臨床実習合否と面接判定との関係は、面接試験でC以下の判定を受けた者の多くが、臨床実習で不合格を経験していた。以上の結果より、事前に十分なコンセンサスが得られていれば、再現性に問題のない面接試験は可能であり、理学療法士としての職業適性をみる一つの指標として、面接試験は十分有用であることが示唆された。
藍野大学の論文

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