障害の早期発見・早期対応の意義と課題
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概要
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障害者に関する諸制度の見直しのための総合福祉部会「障害児支援」合同作業チーム報告書からは,「障害の早期発見」という用語が消えているが,障害のある子どもに対する支援の開始を意味する「早期発見」の意義はどこにあるのだろうか.そのことを明らかにするために,全乳幼児を対象とする「乳幼児健診」が成立し発展してきた経過を踏まえ,障害の発見がその後の子どもと家族に対する支援とどのように結びついてきたのか,どのように結びつくことで本来の意義が発揮されうるのかを検討した.「障害の発見」を,単に「発見」で終わらせること無く,子どもと家族に対する支援を意味する「早期対応・早期療育」の充実と結びつける仕組みを自治体がもつことによって,親子は地域で安心して暮らしうるのである.
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