残留キャリア引き抜きによる可視光通信用LEDの高速駆動の検討(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
既存インフラである照明の光を変調して通信を行う,可視光通信が注目されている.この通信システムの高速・広帯域化かつ使用ハードウェアの小型化を目指すには単独の照明用LEDによる伝送速度を上げることが有効である.LEDの変調速度は接合容量に残るキャリアにより大きく制限されている.そこで本稿では,可視光LEDを用い残留キャリアを引き抜くことで変調速度の向上を検討する.このため,キャリア引き抜き回路を付加したLED駆動回路を設計・試作しLEDの光応答性能の評価を行う.その結果,青色LEDにキャリア引きぬき回路を用いた場合,立ち下がり時開か56nsから10nsに減少し,ビット誤り率が10^<-7>以下となる周波数が69MHzから95MHzへ増加することが示される.
- 2011-02-24
著者
-
田久 修
東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科
-
楳田 洋太郎
東京理科大学理工学部
-
楳田 洋太郎
東京理科大学 理工学研究科 電気工学専攻
-
田中 拓行
東京理科大学大学院理工学研究科電気工学専攻
-
楳田 洋太郎
東京理科大学
関連論文
- A-1-27 スイッチドキャパシタ回路を用いたスペクトル検出用高速フーリエ変換器の検討(A-1.回路とシステム,一般セッション)
- 基地局連携マルチユーザMIMOにおける平均受信SNRを利用したユーザ選択方法の一評価(等化,マルチホップ,リソース制御,無線通信一般)
- B-1-202 UHF帯金属対応RFIDタグの金属近傍における受信電力変化の解析(B-1.アンテナ・伝播B(アンテナ一般),一般セッション)
- UHF帯パッシブRFIDタグの電源回路におけるダイオードを含めた共振設計(RFID技術,システムオンシリコン,RFID技術及び一般)
- UHF帯パッシブRFIDタグの近接時における通信距離変化の解析(アダプティブアンテナ,MIMO及び無線信号処理技術,無線通信一般)
- Opportunistic Listeningを確立するARQを用いた選択型協調中継通信(無線分散ネットワーク,一般)
- Opportunistic Listeningを確立するARQを用いた選択型協調中継通信(マルチホップ,メッシュネットワーク,ネットワーク符号化,無線通信一般)
- A-5-21 OFDM無線通信方式における副搬送波選択型協調復号システムの一検討(A-5.ワイドバンドシステム,一般セッション)
- B-5-78 ブロック伝送型マルチユーザOFDMにおけるピーク電力と通信路容量のトレードオフを実現する副搬送波リソース割り当て法(B-5.無線通信システムA(移動通信),一般セッション)
- CDMA無線通信システムにおける平均電力の分散を用いた変調方式識別法(一般講演,技術展示,リコンフィギャブルハードウェア,10周年記念イベント)