SIPTO(solution4)でのTOF跨ぎリロケーションに関する検討(モバイルNW)
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概要
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3GPPのオフロードの方式として,SIPTO(Selected IP Traffic Offload)solution4の標準化が進められている.その方式ではIlu区間にTOF(Tramc Omoad Function)と呼ばれるNATやDPI(Deep Paket Inspection)機能を持った装置を設置することにより,C-Planeをモニタリングしてオフロード用トラヒックを選択し,該当トラヒックをTOFから直接インターネットに送出することでコアネットワークのオフロードを実現している.しかし,SIPTOの実現に関しては,モビリティ観点での大きく2つの問題がある.1つ目は,TOFを跨るリロケーションに対応していないという問題である.2つ目は,現状のPDN(Packet Data Network)との接点であるGGSNがオフロードされることにより,Gi区間でパスの張替えが起きてしまうという問題である.そこで,コアノード以外(端末/RAN(Radio Access Network)/PDN)には処理影響が及ばないように考慮した上で,SIPTO(solution4)のオフロード方式において,TOF跨ぎのリロケーションの実現方式を考察する.
- 2011-02-24
著者
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小室 貴史
株式会社NTTドコモ
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小室 貴史
株式会社nttドコモネットワーク開発部
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神永 洋平
株式会社NTTドコモネットワーク開発部
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神永 洋平
株式会社NTTドコモ ネットワーク開発部,先進技術研究所
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