SDNによるIPレイヤと光レイヤの統合制御方式の検討(管理機能,理論・運用方法論,及び一般)
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概要
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現在のモバイルコアネットワークでは,スマートフォン等の増加や動画視聴によりトラヒックが急増していると共に,大規模障害等発生時には予期せぬトラヒックの急激な変化が発生しうる状況となっている.オペレータはこれに耐えうる柔軟なネットワークを構築する際に,経済性や信頼性の確保が求められている. これらの課題を解決するため,レイヤを跨いでの装置数削減による経済性の確保や,Restoration等による信頼性の確保を実現できる,IPレイヤと光レイヤの統合が注目されている. このレイヤ統合ネットワークにおけるパス制御方式については,NMS(Network Management System)からの静的制御方式と,C-Plane(Control-Plane)による動的パス制御方式の2つが考えられるが,静的制御では大規模障害への迅速な対応や,急激なトラヒック変化への柔軟な対応が難しいため,C-Planeによる動的パス制御の導入が適すると考えられる. そこで,レイヤ統合ネットワークにおける動的パス制御方式について,SDNのコンセプトを取り入れ,制御機能と転送機能を分離し,C-Planeによる動的制御をSDNコントローラにて実現する案等について,検討を行う.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-04
著者
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神永 洋平
株式会社NTTドコモネットワーク開発部
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佐藤 裕昭
株式会社NTTドコモ ネットワーク開発部,先進技術研究所
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佐藤 裕昭
株式会社NTTドコモネットワーク開発部
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神永 洋平
株式会社NTTドコモ ネットワーク開発部,先進技術研究所
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