日本と中国における性情報と性の悩みの比較

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概要

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本研究は、日本・中国両国の「性情報」と「性の悩み」における差異を明らかにし、それぞれの国のこれからの成人の性教育について考察を試みたものである。対象としては、1994から1998年の5年の間に継続して出版された、日中でよく普及している月刊の健康雑誌をそれぞれ一種類ずつ選んだ。5年の間に掲載された日中の二つの雑誌の、特別企画された性に関する情報を「性情報」、読者投稿欄に掲載された性に関する疑問や意見などの読者の声を「性の悩み」とし、「性情報」・「性の悩み」について、それぞれ1)不妊 2)避妊・家族計画 3)遺伝 4)性感染症 5)性行動 6)性と文化の6つの項目に内容を分類した。その結果、日本の雑誌の「性情報」においては、不妊が多かった。また同雑誌の「性の悩み」についてはSTDが多かった。中国の雑誌の「性情報」においては、性行動の内容が多かった。また同雑誌の「性の悩み」においても、性行動が多かった。
国際医療福祉大学の論文
2001-12-22

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