療養型病棟に入院中の高齢者の運動機能・精神機能に関する調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では, 本院の療養病床に入院中である維持期の後期高齢者に対する運動機能・精神機能に関する調査を行った. 対象は本研究への協力に同意を得ることができた脳血管疾患・整形外科疾患の患者14名(男性2名, 女性12名, 平均年齢79.6±9.3歳)である. 評価は2007年3月から8月の6ヶ月間, 運動機能測定を月に1回, 精神機能測定とADLテストを2ヶ月に1回行った. 結果は4月と8月の10m歩行器歩行速度において有意な差がみられた. また, 8月の10m歩行器歩行速度と8月の自己効力感尺度には相関がみられた. 今回の調査結果から, 本院のような理学療法の対象が維持期の後期高齢者でも, 現在の運動機能の維持・改善また精神機能を維持する目的と廃用症候群の予防視点でも理学療法継続の必要性があると考えられた
- 藍野大学の論文
著者
-
平山 朋子
藍野大学保健医療学部理学療法学科
-
平山 朋子
藍野大学医療保健学部理学療法学科
-
石橋 麻里
医療法人恒昭会青葉丘病院リハビリテーション科
-
狩野 良太
医療法人恒昭会青葉丘病院リハビリテーション科
-
西澤 美貴子
医療法人恒昭会青葉丘病院リハビリテーション科
関連論文
- 1205 療養型病棟に入院中の虚弱高齢者に対する運動機能改善と自己効力感の関係(生活環境支援系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 762 維持期患者の理学療法効果の有無についての調査(生活環境支援系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 理学療法教育における自生的FD 実践の検討 : OSCE リフレクション法を契機として
- 臨床教員制度の導入とその可能性
- 療養型病棟に入院中の高齢者の運動機能・精神機能に関する調査
- はなすこと, きくこと, ふれること, かんじること(ふれられること)-臨床実習へアンガジェする方法の検討-
- 青葉丘病院における介護予防教室の実践報告 4年間のアンケート調査結果と新しい介護予防教室の試み