青葉丘病院における介護予防教室の実践報告 4年間のアンケート調査結果と新しい介護予防教室の試み
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概要
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本院では, 地域住民の介護予防の取り組みとして医師, ケースワーカー, 理学療法士が中心となって介護予防教室を2006年より開始した. 本調査の目的は, 事業内容が参加者のニーズに沿っているかを調査し, 今後の介護予防教室の内容や, 地域医療のあり方を検討することである. 調査対象は, 全22回(2006年から2009年実施)の大阪府南河内の地域住民681名(有効回答者数597名)である. 2006年から始めた介護予防教室は一定の成果を上げながら, 2008年より, 一方向的な形式から, Elderly Status Assessment Set(以下, E-SAS)を用いた双方向的な形式に変えたことで, 参加者の満足度も高くなった. そして, 特に個別の健康指導のニーズが高いことがわかった. 今後も引き続き, 参加者の個別性をできるだけ重視した介護予防教室を展開し, さらに, 本院のこの事業が, 高齢者の健康づくりや地域活動への参加を拡大させる, 地域ネットワークの中核になれるよう, 発展させていきたいと考える.
著者
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狩野 良太
医療法人恒昭会青葉丘病院リハビリテーション科
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西澤 美貴子
医療法人恒昭会青葉丘病院リハビリテーション科
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西澤 美貴子
青葉丘病院リハビリテーション科
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北林 睦
青葉丘病院リハビリテーション科
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狩野 良太
介護老人保健施設堺ラ・メールリハビリテーション科
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石橋 麻里
こだま病院リハビリテーション科
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中尾 好晴
青葉丘病院リハビリテーション科
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内野 裕介
青葉丘病院リハビリテーション科
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仲野 敦
青葉丘病院リハビリテーション科
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