酸化亜鉛系透明電極を用いた有機EL素子の特性(有機材料,一般)
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概要
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代表的な酸化亜鉛系透明電極であるGZO (Gallium-doped Zinc Oxide)の有機EL素子への適用を検討した.GZOは最も広く使われている透明電極であるITO (Indium Tin Oxide)よりも電気伝導特性は劣るが,有機EL素子に求められるその他の特性はITOと同等であった.GZO電極を用いた有機EL素子はITO電極の素子と初期特性は同等であったが,素子寿命がITO電極の素子よりも短かった.GZO電極を用いた素子の短寿命の原因は透明電極/有機層界面の密着力にあることがAFM観察から示唆されたため,透明電極/有機層界面に酸化物正孔注入層を挿入したところ,素子寿命は大幅に改善した.
- 2011-01-12
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