多重極構造によるモパイル用基準電位 : スマートリファレンスの開発(モバイルユビキタス/センサ技術,アドホックネットワーク,RFID,一般及び技術展示)
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概要
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準静電界通信に代表される,人体,車両等の移動体自体を用いた通信,あるいはそれ自体に生ずる帯電現象を計測する手法において,安定した電位を得ることは必要不可欠である.しかし,当然のことながら固定した接地を得ることは困難である為,基準電位を外部空間に求める必要があり,モバイル環境における通信やセンシングにおいて信号の不安定要因となっていた.さらに自動車などの車体では,それ自体が巨大な電極となっており,車体上の基準電位電極は車体自体からの信号が廻り込むため通信が困難となっていた.そこで我々は波長以下のスケールの準静電的な多重極構造を利用した「スマートリファレンス」と名付けた仮想基準電位生成法を開発し,その試作実験により原理確認を行ったので報告する.
- 2011-01-13
著者
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