層間クロストーク低減に向けた透過型偏光素子の提案(映像情報機器,一般)
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概要
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多層対応光ピックアップにおいて,小型化が可能な層間クロストーク除去方式を提案した.本方式では分割された2枚の波長板と偏光子からなる透過型偏光素子を用い,検出器前に設置する.光の焦点位置を挟んでビームの空間分布が反転する原理を利用して,対象層からの反射光の焦点位置を素子内に,非対象層からの反射光の焦点位置を素子外に結ばせることにより両者の偏光状態を異なるものにし,層間クロストークを除去する.本方式はフォーカスエラー信号検出に非点収差法を採用した光ピックアップの1ビーム方式もしくは3ビーム方式両方に適応可能である.試作した素子の原理検証実験による評価を行った結果,素子の光軸方向における光ビームの焦点位置に対する透過率変化と,その光学シミュレーション結果はよく一致する.また,最小層間隔8μmの隣接層をもつ4層ディスクを仮定したとき,層間クロストークは約2%に低減できる見込みが得られた.
- 2011-01-13
著者
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