送粉共生系における香りの機能 : 特に真社会性ハチ類との係わりについて(<特集>エコロジカルボラタイル-生き物を結びつける目に見えない絆)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Ecological volatiles play important roles in plant reproduction and insect foraging. In particular, chemoecological interactions between flowers and eusocial bees form the coevolutionary basis of improved fitness for both plants and bees. It is well known that eusocial bees evaluate flowers offering good rewards by using floral scents as olfactory cues. Although flowers emit various volatiles to attract bees, we do not know their ecological function. This paper describes some research on the functional meaning of ecological volatiles in eusocial bees (Apis and Bombus spp.), hornets (Vespa spp.), and plants. Volatiles emitted by many plant species contain pheromonal components of potential pollinators. Plants emit two types of volatiles: 1. A component (same and/or similar to pheromonal component) that is innately attractive to even naive bees; and 2. Species-specific floral scents that cause learned association with rewards, such as nectar and pollen. The interaction is mutually beneficial to both plants and pollinators. Practical use of an ecological volatile to improve crop pollination by honeybees is introduced.
- 2011-05-31
著者
-
小野 正人
玉川大学大学院農学研究科
-
久保 良平
玉川大学大学院農学研究科応用動物昆虫科学領域研究分野
-
小野 正人
玉川大学大学院農学研究科応用動物昆虫科学研究分野
-
久保 良平
玉川大学大学院農学研究科応用動物昆虫科学研究分野
関連論文
- 根室半島のマルハナバチ相 : 特に北海道の希少種ノサップマルハナバチに対する外来種セイヨウオオマルハナバチの影響について
- G317 セイヨウオオマルハナバチの誘引トラップ開発の試み
- G315 クロマルハナバチとセイヨウオオマルハナバチの単数体と二倍体雄のDNA量測定
- C210 侵入昆虫リスク評価シリーズ10 : セイヨウオオマルハナバチの生殖虫誘引トラップ作成の試み
- G307 日本産マルハナバチの実用化に向けてV : 室内飼育下での働き蜂-女王蜂の競合がコロニーの成長に及ぼす影響(寄主選択 耐虫性 有用昆虫・機能、線虫)
- F118 北海道で採集したセイヨウオオマルハナバチの女王蜂の飼育結果 : 生態系への侵入・定着の可能性について(生態学)
- E211 日本産オオマルハナバチ亜属の実用化に関する研究 : 特に女王蜂の増殖率と受粉能力について(動物行動学・行動生態学)
- OP-204-2 当院におけるStageIV乳癌の検討(乳癌治療・他-6,一般口演,第110回日本外科学会定期学術集会)
- OP-179-4 即時乳房再建術を併用した乳房切除術の治療成績(乳癌治療・他-1,一般口演,第110回日本外科学会定期学術集会)
- HP-078-1 当院における乳癌遠隔転移の検討(乳がん(臨床),ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- DP-035-5 当院における悪性胸水を生じた乳癌症例に関する検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
- SY-6-2 乳房温存療法を施行した非浸潤性乳管癌(DCIS)215例の成績(第108回日本外科学会定期学術集会)
- DP-021-1 当院におけるER/PR/HER2陰性乳癌の検討(第107回日本外科学会定期学術集会)
- DP-015-7 乳房温存手術断端陽性例に対する再部分切除の有効性(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 都市に現れるスズメバチ--都市適応型スズメバチとは (特集 都市の生物--生物からみた都市の姿)
- セイヨウオオマルハナバチの移入問題 (特集・外来生物と生物多様性の危機)
- スズメバチ類の情報化学物質 (社会性昆虫--最近の話題)
- B16 セイヨウオオマルハナバチ (Bombus terrestris) アレルギーの患者 IgE 抗体が認識する毒抗原タンパク質について
- B22 ニホンミツバチが群の移動(逃去)に先立って踊る特異な"スロー・ダンス"(生態学・行動学)
- D306 マルハナバチ蜂蜜の特性と生成過程(生理学 生化学 発生学 遺伝学)
- 玉川大学箱根演習林内を流れる須雲川と椿沢に産する水生昆虫の生態学的研究
- F203 わが国における在来種マルハナバチの利用とその普及 : クロマルハナバチの普及とエゾオオマルハナバチ実用化の取り組み
- C208 侵入昆虫リスク評価シリーズ8 : エゾオオマルハナバチの室内条件下におけるコロニー生産性と周年飼育の試み
- C201 侵入昆虫リスク評価シリーズ1 : エゾオオマルハナバチの道内トマト、ミニトマト圃場における活動評価
- A124 外来昆虫リスク評価シリーズ9 : エゾオオマルハナバチの実用化に関する検討(一般講演)
- 社会性ハチ類の情報化学物質群に関する研究
- J63 東洋ラン(金稜辺)の日本ミツバチ特異的誘引花香(生理活性物質)
- ミツバチを利用した半促成ナスの着果促進技術体系の開発 : III.ナス花香成分と餌の報酬による条件付けが訪花に及ぼす影響
- 真社会性ハナバチの情報源としての花香成分 (特集 ポリネーター昆虫)
- Euvespivora decipiens Walkerの寄主記録
- S071 ラン科植物の花香とマルハナバチの情報化学物質間に認められる類似性(生物間相互作用の情報科学その5〜送粉シンドロームを創り出す植物の情報戦略)
- G304 キイロスズメバチの社会行動を制御する情報化学物質
- ミツバチを利用した半促成ナスの着果促進技術体系の開発 : II.栽培条件が訪花活動に及ぼす影響
- J305 被食者アシナガバチは何をもってその専食者ヒメスズメチを識別しているのか?
- J303 ニホンミツバチの蜂球による対オオスズメバチ防衛戦略 : 捕食者を捕らえた発熱蜂球から立ち昇る揮発性物質とその機能解析
- I319 ミツバチを利用した半促成ナスの着果技術の開発 : (第3報)訪花促進と栽培環境の関係
- C209 侵入昆虫リスク評価シリーズ9 : マルハナバチの雄蜂が頭部下唇腺で生産する揮発成分の比較分析
- ミツバチを利用した半促成ナスの着果促進技術体系の開発 : I.セイヨウミツバチの花粉媒介の効果
- I214 スーパーコロニー化してオオスズメバチの捕食圧に対抗するキイロスズメバチ(一般講演)
- I212 マルハナバチと植物の情報化学物質を媒体とした相互作用(一般講演)
- オオマルハナバチとクロマルハナバチの実用化に向けた室内飼育技術の効率化 : 劣勢なコロニーの早期検出法について
- FPGAによる高速かつ軽量なNFAパターンマッチング回路(FPGA応用)
- ハチが操る香りのことば--食うものと食われるものの情報戦略
- データ圧縮技術によるNFAパターンマッチング回路の効率的実現手法(高速化手法, SWOPP武雄2005 (2005年並列/分散/協調処理に関する「武雄」サマー・ワークショップ))
- NIDSにおけるNFAパターンマッチング回路の設計と試作(CPSY-4 ハードウェア設計・応用)(2004年並列/分散/協調処理に関する「青森」サマーワークショップ(SWoPP青森2004))
- A323 エゾオオマルハナバチの商業的生産化の検討(予報)(一般講演)
- F309 エゾトラマルハナバチの室内増殖法の検討 : 絶滅危惧植物サクラソウのポリネーターセラピー(生態学 行動学)
- F306 マルハナバチの生殖個体生産メカニズムについて : オオマルハナバチにおけるコロニーモード変換モデルI(生態学 行動学)
- E103 日本産マルハナバチの実用化に向けてII : トマトへの訪花特性(有用昆虫 ダニ・クモ)
- E102 日本産マルハナバチの実用化に向けてI : 増殖・周年飼育法の確立(有用昆虫 ダニ・クモ)
- C304 コマルハナバチに寄生するSphaerularia sp.について(行動学)
- C303 マルハナバチ属の保温行動における熱の転送システムと育児温度の種特異性(行動学)
- J320 日本産マルハナバチ属における育児温度の種特異性 : 雄蜂による発熱の意義(行動学)
- G205 ミツバチを利用した半促成ナスの着果技術の開発(第2報) : セイヨウミツバチの訪花特性の解明(一般講演)
- B106 昆虫類のchemical communicationとヒトとの関わり(一般講演)
- セイヨウミツバチとニホンミツバチの併飼蜂場での生態比較-2-花粉ダンゴの搬入と訪花特性
- セイヨウミツバチとニホンミツバチの併飼蜂場における生態比較-1-季節による活動の相違点
- A315 キアシナガバチPolistes rothneyi iwataiにおける早期羽化オスの発見とその交尾能力の確認(一般講演)
- E209 トラマルハナバチの室内飼育とその利用(動物行動学・行動生態学)
- A203 日本産マルハナバチの周年飼育法に関する研究(有用昆虫 寄生・捕食 生物的防除)
- Web学習の試み--内容のあるシラバス (特集:大学の生物学教育とシラバス)
- A202 日本産マルハナバチの実用化にむけてIII : コロニーサイズと新女王蜂生産性について(有用昆虫 寄生・捕食 生物的防除)
- I35 オオマルハナバチとクロマルハナバチの配偶行動 : 新女王蜂と雄蜂の生産する性フェロモンの役割(行動・日周行動・配偶行動)
- C217 セイヨウオオマルハナバチにおける近親交配がコロニー発達に及ぼす影響(動物行動学・行動生態学)
- A322 ミツバチを利用した半促成ナスの着果技術の開発 : (第1報)セイヨウミツバチの訪花昆虫としての利用効果(一般講演)
- A309 セイヨウミツバチとニホンミツバチの採餌活動の季節性と花粉源植物の多様性(行動学・ハチ)
- C39 ニホンミツバチのスズメバチ類に対する防衛行動 : その解発因と学習の関与(行動学)
- オオマルハナバチとクロマルハナバチのコロニー発達様式の比較
- I211 オオマルハナバチとクロマルハナバチのコロニー発達様式の比較と実用化への問題点(有用昆虫・昆虫機能利用,毒物学・殺虫剤作用機作・抵抗性)
- E210 日本産マルハナバチの実用化に向けてIV : オオマルハナバチの低温処理による室内継代飼育(動物行動学・行動生態学)
- C40 東洋ランに特異的に訪花・興奮するニホンミツバチの雄蜂(行動学)
- E103 スズメバチ属に誘引活性をもつ発酵香気成分を利用したトラップ開発の試み(行動生態学)
- C303 スズメバチの誘引現象と発酵香気成分との関係(動物行動学・行動生態学)
- A311 社会寄生種チャイロスズメバチ(Vespa dybowskii Andre)とその宿主スズメバチとの比較生理生態学的研究(動物行動学 行動生態学)
- C302 マルハナバチ属の食物加工戦略(第2報)(行動学)
- J318 マルハナバチ属の食物加工戦略(行動学)
- B312 発酵糖液から発散されるスズメバチ類のカイロモン(分類学・化石昆虫・化学生態学)
- E43 オオスズメバチの配偶行動に関する研究(行動学)
- C47 オオスズメバチの配偶行動 : 行動のリリーサーとなる化学的・物理的要因(社会性昆虫)
- オオスズメバチの配偶行動--集合フェロモンと性フェロモンによる制御が判明(今日の話題)
- J33 オオスズメバチの集合フェロモンと性フェロモン(フェロモン)
- EW1-2 捕食者と被食者の相互作用 : オオスズメバチとニホンミツバチの共進化(第6回国際社会性昆虫学会(IUSSI)日本地区懇談会 社会性昆虫と他生物の相互作用)
- E101 日本産マルハナバチ類の総合的研究(有用昆虫 ダニ・クモ)
- B19 キイロスズメバチの移動巣における働き蜂による雄蜂の生産(生態学・行動学)
- F09 ニホンミツバチのキイロスズメバチに対する防衛行動 : 蜂球による熱殺の可能性(行動)
- 送粉共生系における香りの機能 : 特に真社会性ハチ類との係わりについて(エコロジカルボラタイル-生き物を結びつける目に見えない絆)
- F203 日本産スズメバチ属の警報フェロモンに関する研究(動物行動学・行動生態学)
- E224 同所性カナダ産マルハナバチBombus(Pyrobombus) spp. 3種の生殖隔離機構(動物行動学 行動生態学)
- F208 導入種セイヨウオオマルハナバチが日本在来種マルハナバチに与える影響 : 特に巣の乗っ取りと種間交雑の問題について(生態学 行動学)
- SF-004-3 広い適応基準による乳房温存療法の長期成績 : 特に断端と年齢に注目して(SF-004 サージカルフォーラム(4)乳腺:手術手技,第111回日本外科学会定期学術集会)
- F308 社会性ハナバチと植物の情報化学物質を媒体とした相互作用(一般講演)
- 社会性ハチ類の化学生態学,行動生態学に関する一連の研究(2004年度日本応用動物昆虫学会学会賞受賞記念講演要旨)
- A214 スズメバチ類の蜂毒に含まれる警報フェロモンに関する研究(動物行動学 行動生態学)
- H220 オオマルハナバチ亜属3種における雄の性フェロモンとその機能(生理活性物質)
- 可動巣枠式巣箱によるニホンミツバチ(Apis cerana japonica Radoszkowski)の飼育法
- C309 オオスズメバチの採餌戦略とそれに対する被食者の防衛戦略 : 情報化学物質が適応的行動のリリーサーとなる条件(行動学)
- オオスズメバチの配偶行動に関する研究
- T2 生物資源としてのマルハナバチ : その利用の現状と問題点(21世紀への応用動物学・応用昆虫学の飛躍を目指して)
- S1-2 マルハナバチの室内増殖法の確立とポリネーター利用(生物資源としての社会性ハチ類)(第7回国際社会性昆虫学会日本地区懇談会)(小集会)
- セイヨウオオマルハナバチ--恐れていた野生化が始まった