ウイルス捕食プロセスを用いたコンピュータウイルス対策シミュレーション
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概要
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ウイルス対策ソフトで各コンピュータに免疫を与える方法では、インターネット上からウイルスを絶滅することは困難である。これに替わる手法として、ネットワーク上のウイルスを削除してまわるプログラムをネットワーク上に放つ手法を提案し、この手法の有効性とどのような挙動を起こすのかをシミュレーションで検証した。この結果、捕食プログラムを自己消滅するようにした場合、捕食プログラムの寿命を長くしない限りウイルスの絶滅は困難なことを明らかにした。また、インターネットのようなネットワーク構造を持つ場合、各ノードのリンク数が一様なネットワークに比べ、捕食プログラムがネットワーク上に広がりやすいことがわかった。
- 2011-09-30
著者
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森口 一郎
東京情報大学総合情報学部情報システム学科
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小牧 嵩征
東京情報大学総合情報学部情報システム学科
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小牧 嵩征
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科(2011年3月東京情報大学総合情報学部情報システム学科卒業)
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森口 一郎
東京情報大学 総合情報学部 情報システム学科
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