重複除外によるGfarmの性能向上に関する検討

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概要

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Gfarm は,大規模データの効率的な利用を可能にする広域分散ファイルシステムである.本研究では Content-Defined Chunking (CDC) による重複除外を Gfarm に対して適用することを提案する.CDC はファイルをそのコンテンツに基づき可変長のブロック (チャンク) に分割する方式のことである.Gfarm のクライアントは,Gfarm ファイルシステムから取得したファイルデータを,CDC を用いてチャンクに分割する.クライアントはローカルファイルシステム上にチャンクをキャッシュファイルとして保存し,以降のファイルアクセスで再利用する.重複除外の導入により,データ転送量やストレージ消費容量の削減が期待される.また,本研究では CDC による重複除外の効果を知るための予備実験を行った.
2011-07-20

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