二眼立体表示においてディスプレイの画枠と表示対象が奥行き感に与える効果 : ディスプレイの大きさ、表示対象の大きさ、対象の表示位置の効果について(ITS画像処理,映像メディア,視覚及び一般)
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概要
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本研究では、二眼立体ディスプレイの画枠が表示対象の奥行き感に与える効果について実験を行った。画枠と表示対象の距離が変化する場合を考えると、表示対象の大きさ位置が一定で立体ディスプレイの画面サイズが変化した場合、画面サイズが一定で表示対象の大きさが変化した場合、画面サイズ、表示対象のサイズが一定で表示対象の位置が変化した場合が考えられる。実験の結果、画面サイズの大きさが大きいときよりも小さいときの方が表示視標の奥行き感が増した。表示視標が画枠付近に表示されたときのほうが、立体ディスプレイの中心に表示された場合よりも表示対象の奥行き感が増加した。また、これらの結果は、ディスプレイ自体が小さいときであっても奥行き感が損なわれない場合があることを示しており、携帯電話などで使用される小さなディスプレイであっても、十分な奥行き感が得られる可能性があることを示唆している。
- 2011-02-14
著者
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