通勤車両のためのデュアルシート
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概要
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本プロジェクトは、通勤車両の課題に対する一提案として、車両用シートのデザインである。通勤車両の課題は多岐にわたるが、その一つとして、輸送力と利用者にとっての快適性という二律背反的な課題、すなわち輸送需要が増加するピーク時(ラッシュ時)の輸送力を低下させることなく、オフピーク時には利用者にとっての快適性をいかに提供できるかという点てある。このためには、オフピーク時にはくつろげるクロスシートとして、ピーク時にはロングシートとなる2つの機能を同一車両で満足させるためのシートを開発することである。上記2つの機能を満足させ、それぞれの状態時に整合性を持たせるための技術開発とシート部の造形は、通常のデザインの条件となる経済性や生産性、使用上の機能や安全性、インテリとしてのトータリティーなどの諸要素を総合的に考慮しつつ、デザイン、設計、試作を重ねて完成させた。
- 日本デザイン学会の論文
- 1997-01-31
著者
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