日本・中国・韓国におけるものの形態に対するイメージの差異
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概要
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本研究の目的は, 日本・中国・韓国の3国のものの形態に対するイメージの差異を明らかにしようとすることにある。その基礎的研究として, 基本的形態(幾何学的立体)と道具的形態(機能を持つ形態)のそれぞれについて調査サンプルを作成し, アンケート調査を中心に考察を行なった。その結果, 次のようなことが明らかになった。(1)基本的形態に対するイメージは, 日本・中国・韓国の3国間に微細な差異はあるもののそれほど顕著な差異がない。(2)生活文化を反映する道具的形態に対する使い方のイメージは, 3国の生活文化とプロポーション, ディテールが相関し, それぞれ固有のものとなる。(3)好ましい形態には, その明確な使い方のイメージを持つものが多い。
- 日本デザイン学会の論文
- 1997-05-31
著者
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