空間プレゼンテーションにおける対話性付加による効果 : 脳波の挙動解析によるプレゼンテーション技術の評価
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概要
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本稿では,空間プレゼンテーション視聴時及び体験時(対話性が付加された状態)における脳波の挙動に着目し,対話性の付加による効果について評価した。また,脳波の挙動解析を空間プレゼンテーション技術の評価に用いる可能性について考察した。その結果,以下に示す成果が得られた。1)空間プレゼンテーションに対話性を付加することによって我々がそこから受ける感覚や印象が大きく変わる,言い換えればリアリティが変容することを示した。2)映像の情動価(演出効果)による影響,映像ソフトウェアの特徴,映像に対する慣れについても,脳波の挙動解析によって主観から遠ざかって評価できる可能性を具体的に解析データにて示した。3)本稿の実験及び解析を通して,空間プレゼンテーション技術の効果及び映像が我々に与える感覚や印象の客観的評価に関して,脳波の挙動解析が有効な手法となりうることを明らかにした。
- 日本デザイン学会の論文
- 1996-11-30
著者
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