生理学的手法による空間プレゼンテーション技術のリアリティ評価
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概要
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生理学的手法を用いれば, 映像(空間プレゼンテーション)と観視者との関わりの状態をオンラインで直接的に評価できる可能性がある。本稿では, 精神活動の高まりを示唆する生理的挙動が空間プレゼンテーションのリアリティ高揚による影響であると定義した上で, 映像情報呈示に深く関連する要素技術についての評価を試みた。結果は, 以下のようにまとめられる。1)観視者の生理状態によって空間プレゼンテーション技術(要素技術)による効果を相対評価することができる。2)空間プレゼンテーションの要素技術によって映像世界(仮想環境)と観視者との関わりの形態が変わる。言い換えれば, 要素技術の組み合わせによってリアリティが変容する。3)空間プレゼンテーションのリアリティを高めるには, 映像世界とのインタラクションによる観視者の効率的な知覚サイクルと感覚情報の組み合わせによるマルチ・チャンネルの情報環境の構築を検討する必要がある。
- 日本デザイン学会の論文
- 1997-11-30
著者
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