ランケとフランス七月革命
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概要
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一八三一年三月に南方研究旅行からベルリンに帰還したランケを待っていたのは、七月革命の余波を受けて騒然とした世論であった。一八一五年以後の保守的なヴィーン体制の一角を掘り崩すこの革命を、ランケはどのように受け止めたのだろうか。一八三〇年に先立つ状況、七月革命、そしてこの革命のドイツへの影響についてのランケの見解を、書簡、回顧、『歴史政治雑誌』に寄せた諸論稿を手がかりに考察する。
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