***の塩味嗜好と食生活の関係
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概要
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多種多様な塩が出回る中,塩の嗜好傾向と食習慣との関係を探る目的で,***を対象に食塩に関する知識,食習慣の調査を行い,さらに精製塩,Lソルト,Wソルトを用いた食味テストを実施し,次の結果を得た。1)厚生省の定める食塩の目標摂取量を1日10g以下と認識しているものは68.3%,認識していないものは31.7%であった。2)過剰塩分摂取による疾病で思い浮かぶものとしては,高血圧(90.9%)が極めて高い数字を示しており,その他脳卒中,心筋梗塞,心不全,狭心症,浮腫が挙げられた。3)味付けの好みとしては,こい味を好むと回答した者の比率は精製塩群11.1%,Lソルト群15.1%,Wソルト群7.1%であった.4)減塩に対する意識としては,Wソルト群が位も高く,続いてLソルト群,精製塩群の順であった。5)食塩の摂取要因としては,塩分量の多いソース,ラーメンのつゆ,練り製品,外食などの摂取についての問いに対し,精製塩群に塩分過剰の摂取者が多かった。6)排便習慣については,毎日の排便がなく,残便感があり,たまに便秘薬を服用するという者の比率が精製塩群に多い結果であった。
- 藤女子大学の論文
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