学生と企業の発想のギャップを活用したデザインプロセス
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概要
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本稿は、銀行店舗の新しいデザインを提案するための学生と企業のワークショップ活動の記録であるとともに、デザイン方法論の研究の起点でもある。ワークショプは、2009年11月から2010年10月まで活動を行い、銀行店舗の新しいサービス、空間、家具、ICTツール等の提案を行ってきた。その成果品は、企業による新店舗提案に活用される予定である。 ワークショップでは、将来の銀行顧客候補である学生の発想と銀行や企業の発想のギャップを活用し、銀行の既成概念を問い直すデザインを行った。学生という潜在ユーザーが発想し、デザイン学生としてワークショップで企業と対話しながら進めていくデザインプロセスは、ユーザー起点のデザイン方法論につながると考え、各プロセスの意図と成果を記録した。今後は提案の評価調査を行い、デザイン方法論を確立していく予定である。
著者
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