自己を見つめることから始まる表現授業で創出される「場」 : 自らが必要とする日本語を協働で探すための授業デザインでの考察(言語と学習,場の共創)
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概要
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本発表は、留学生クラスでの「表現授業」で生成される「場」と、「場」においての学生/学生、学生/教師の関係性の考察である。自己表現のために各々が必要とする日本語は、授業の「場」で探しだし、高め、広げていくプロセスで自立的に学ばれる。それらは実践的言語を習得しようとする学生、実践的見識、暗黙知を駆使して授業に臨んでいる教師双方が自己表現して主体的に関わり合い、一回一回の「場」を積み重ねた上に築かれていく。動態的関係性である「場」で生まれるのは参加者の創出知であり、それらは学生の「表現」に反映されていったことが省察から認められた。表現授業は参加者が自分自身を生きる活動であるとも言える。
- 2010-11-20
著者
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