相模原局における自動運用システムについて(宇宙科学ミッション・衛星技術,及び一般)
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概要
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本稿では,衛星運用を自動化あるいは無人化するための一方法を紹介する.ここでは,「れいめい」衛星の運用システム(相模原局)を実験ケースとする.提案する手法の中心となるソフトウェアを「スケジューラ」と呼ぶ.スケジューラは,オペレータに代わり運用シーケンス全体を管理・統括・制御するソフトウェアであり,運用システムの機能ブロックを取り出したAPIを通じて運用系を制御する.本稿では,自動化運用の基本的な考え方と相模原局を用いた運用実験について報告する.本システムの目的は定常運用における運用者の負担軽減であり,定常運用の75%を占める観測データのダウンリンクの自動運用実現を目指している.
- 2010-11-19
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