衛星運用自動化技術の実証(宇宙科学ミッション・衛星技術,及び一般)
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概要
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本稿では,衛星運用を自動化あるいは無人化するための一方法を紹介する.ここでは,「れいめい」衛星の運用システムを実験ケースとする.提案する手法の中心となるソフトウェアを「スケジューラ」と呼ぶ.スケジューラの特長を以下にまとめる:1)オペレータに代わり運用シーケンス全体を管理・統括・制御する,PC上に実装されるソフトウェアである,2)運用系PCとTCP/IPを通じて通信(コマンド送信/データ受信)する,3)オペレータが行うべき状況判断を行い("頭脳"),運用系PCの機能("手足")を呼び出して運用系全体を制御する,5)スケジューラと運用系PCとの通信窓口が,運用系PCの機能ブロックを取り出したAPIである,6)APIを用いることで,定常運用に影響を与えず,スケジューラのみで閉じた形で自動化アルゴリズムの検証が可能となる.本稿では,自動化運用の基本的な考え方と「れいめい」運用局を用いた実験について報告する.
- 2009-08-21
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