教科教育学への期待と課題(日本教科教育学会第32回全国大会(大阪大会))
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概要
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筆者の勤務する奈良教育大学は,教育系大学・学部のなかでも伝統的に学芸の色彩の色濃い大学である。同時に教科教育への教員配置を優先的に行うなど,教員養成ならびに教育における教科教育学の役割を重視している。外形的にはそのように経過しつつ,しかしながら教科教育学が果たしている役割は,周囲が寄せる期待を上回るものとはなっていないのが実情である。その原因はどこにあるのか,どのようにすれば教科教育学が期待される役割を十全に発揮できるのか。小規模単科教育大学を例にとり,教科専門との関係ならびに教職大学院を視野に入れ,教科教育学に対する期待と課題について述べる。
- 日本教科教育学会の論文
- 2007-03-20
著者
関連論文
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