ESLライティング指導とセンテンス・コンバイニング(I)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在,ESLライティング指導及び研究の重点は,プロダクトとしてのライティングよりもむしろ,ライティング・プロセスに置かれている。プロダクトからプロセス重視への移行という最近の動向の中で,数多くの実証的研究により有効性が証明され,研究者の注目を集めてきているのが,センテンス・コンバイニングと呼ばれる統語的アプローチである。この練習法の主たる利点は,学習者の束縛感や不安を軽減する心理的効果,学習意欲を喚起する言語パズル的性格にあり,我が国の英作文教育においても,自由作文ヘの橋渡し的役割を果たす制限作文練習として積極的に活用すれば,英作文力の向上が大いに期待できるはずである。本稿(I)では,センテンス・コンバイニングの有効性を中心に論述,考察する。(III)では,センテンス・コンバイニング練習の具体例を提示し,我が国の大学レベルの英作文教介に応用した実践報告を行なう。
- 日本教科教育学会の論文
- 1986-12-10
著者
関連論文
- 第2言語学習のストラテジー(II)
- 第2言語学習のストラテジー(I)
- A STUDY OF L2 WRITING PROCESSES AND STRATEGIES
- 第2言語学習のストラテジー(III)
- 第2言語学習に関する内観的研究(II) : その現状と今後の展望
- 第2言語学習に関する内観的研究(I) : その現状と今後の展望
- ダイアリー・スタディに関する一考察
- ESLライティング指導とセンテンス・コンバイニング(II)
- ESLライティング指導とセンテンス・コンバイニング(I)