知識の表現型と遺伝子型(デジタル言語学) : 「条件反射」と「分節言語」を考える(発達と知識獲得)
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概要
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昔から「百聞は一見に如かず」,「見ると聞くとは大違い」という.違いはなぜ起きるのか.「見る」は視覚であるが,「聞く」は聴覚よりむしろ言葉である.言葉の知識とは何だろうか.また言葉が現実存在をもたない,五官で感知できない事象を指し示す抽象概念はどう考えればよいだろう.言葉の意味とは記憶である.抽象概念とは,概念と文法を組み合わせた思考の産物であり,つまり言葉の演算である.抽象概念を理解するためには,演算の基礎となる確かな実体験と,それを論理的に演算する概念操作の技術が必要とされる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2010-05-21
著者
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