接続の類似性制約を用いた曲線洗練化法

概要

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曲線接続の類似性を維持したままで,制約条件に基づいて曲線形状を洗練化するためのアルゴリズムを提案する.本アルゴリズムでは,曲線変形のための制約条件に加えて,形状の類似性に関する基準を制約条件として使用することにより,Bezier 曲線などのパラメトリック曲線を,変形前の形状的特徴を維持したままで変形可能である.変形する曲線の形状特徴の類似性に関する基準として,形状の相似性,接続の相似性,そして制御点の変化量を使用する.ここで,基準として使用する接続の相似性とは,曲線が相似な形状に変化する場合の曲線の接続形状のことである.特に,形状と接続の相似変化のスケーリングが,制約点ごとに変化する点が,提案アルゴリズムの特徴である.このときのスケーリングの倍率は,曲線変形のための制約条件を満たすように決定される.また,大局的に形状に制約を加えるために,弱制約条件を使用する.初期形状から目的形状に対話的に形状変形が可能であるので,適用分野としては,グラフィックス・コンテンツ作成アプリケーションのためのユーザインタフェースがある.また,曲線接続の連続性が無い場合でも,接続の類似性を維持できるので,既存のクリップアート等の修正にも適する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2009-10-29

接続の類似性制約を用いた曲線洗練化法

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