てんかん様同期発火のネットワーク構造依存性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
てんかんは一部ニューロンの異常興奮が集団全体の同期発火に発展する事で起こる.本研究では,どのようなネットワーク構造においててんかん様同期発火が起こりやすいのか計算機実験を通じて検討した.結合割合が同程度のネットワークであっても,ランダムネットワークよりスケールフリーネットワークにおいて,一部ニューロンの同期発火がネットワーク全体に拡大する傾向が見られた.また,スケールフリーネットワークの中でも output links のハブのみならず input links のハブが存在するものについては,同期の程度が抑えられる場合があることがわかった.
- 2010-05-14
著者
関連論文
- 経頭蓋磁気刺激の作用機序(ニューロハードウェア,ヒューマンインターフェース,一般)
- 神経細胞の同期発火に対するネットワーク構造の影響
- てんかん様同期発火のネットワーク構造依存性
- 抑制性ニューロンからなる疎結合ネットワークに対する位相解析