UMLを用いたシステム運用管理プロセスの形式的表現および妥当性検証
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概要
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今日,システムの運用管理においては,その信頼性向上のために,セキュリティや内部統制といった様々な観点からシステム運用管理作業(プロセス)をチェックすることが求められている.しかし現状では,運用管理プロセスは自然言語によって記述されているため,定められたプロセスが,与えられた制約条件を充足できるかどうかを判定するのが非常に困難である.この現状を打破するためには,プロセスと要件を形式的に記述し,その妥当性の機械的判定を可能にすることが必要である.そこで本論文では,UMLを用いたシステム運用管理プロセスの形式的記述方法と,その妥当性をモデル検査により検証する手法を提案する.本手法は,システム運用管理プロセスの内容を,3種類のUML図を用いて厳密に記述することと,それらの図から運用プロセスの挙動モデルを構築することで,図の間の不整合を形式的手法によって検出することを可能にする.また,モデル検査ツールNuSMVを用いて本手法の実装を行い,それを例題に適用することで,短時間で運用プロセスの検証が可能であることを示す.本手法によりシステム運用プロセスの妥当性検証を機械的に支援することで,システム運用管理の信頼性向上が可能になると考えられる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-02-15
著者
-
土屋 哲
富士通研究所自律コンピューティング研究部
-
菊池 慎司
富士通研究所
-
関口 敦二
富士通研究所
-
勝山 恒男
富士通研究所
-
勝山 恒男
富士通研究所自律コンピューティング研究部
-
勝山 恒男
株式会社富士通研究所
-
菊池 慎司
株式会社富士通研究所IPサービスマネージメント研究部
-
土屋 哲
富士通研究所
-
土屋 哲
株式会社富士通研究所
-
関口 敦二
株式会社富士通研究所
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勝山 恒男
大阪府大 大学院工学研究科
-
菊池 慎司
株式会社富士通研究所 クラウドコンピューティング研究センター
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