センシング情報と伝送信号を同一視した新たなn次元情報伝送法の検討(モバイル P2P,ユビキタスネットワーク,アドホックネットワーク,センサネットワーク,一般)

概要

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センシングデータと通信する伝送信号を同一に扱い、n次元化することにより、同時に品質改善する情報伝送法を提案する。温度、湿度などの環境情報、物体の位置情報などユビキタス時代にはさまざまな情報が伝送される。これらを検知するセンサーは、つねに曖昧度をもっており、通常これらの情報は正規分布する。また、通信に用いる伝送信号も同様に正規分布する白色雑音が付加される。筆者は正規分布するこれらの擾乱に着目し、同時に品質改善し、n次元化した情報伝送法の検出する方法を考案した。検出法として、最尤推定を用いた。本文では、動作原理を説明し、以下のことを明らかにする。・環境情報(位置、温度、湿度等)はn次元情報として扱うことができる。・2次元における最適な量子化は、三角格子配列であり、3次元では面心立方格子構造になる。多次元における超球の充填問題として、8次元まで証明されている。・最尤検出の実証例として、風船の移動をビタビアルゴリズムを用いた位置検出を行い、実現可能であることを示す。
2010-01-14