環境ホルモン : 内分泌かく乱物質、ホルモンの受容体との結合に介入して生体内情報伝達を撹乱する毒性物質
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概要
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1930年代のDDTの殺虫効果の発見以来、大量の有機塩素化合物が田畑の農薬として、又工業製品として使われた。その結果、環境汚染、野鳥、魚その他の野生生物、家禽の以上生殖や斃死が発生した。これらの観察結果がひき金となってひろく世界で公害の規制が行われるようになった。ここでは、内分泌撹乱物質について問題発生の原因物質と経過、内分泌撹乱作用のうたがわれる67化合物について毒性(発がん性、催奇規制、内分泌かく乱作用)と化学構造との相互関性、内分泌かく乱物質の作用機序、ホルモン受容体の種類と分布、内分泌撹乱作用の発現に影響を与える生体の条件などを示し、最後にヒトに対する影響についてのアメリカ内分泌学会の2009年発表の声明を紹介する。
- 2010-03-19
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