地上型3次元レーザスキャナによるキャンパス内の景観把握とその応用について
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概要
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本研究では地上型3次元レーザスキャナの景観分野への応用性を追究することを目的とし,東京農業大学世田谷キャンパスの景観把握を行うとともに,景観シミュレーションも試みた。すなわち,地上型3次元レーザスキャナによりキャンパス内の建物や植栽に対する3次元データの収集を行い,収集したデータをもとに3次元モデルを作成して景観を把握し,データの編集を行うことで景観シミュレーションを行うものである。その結果,複数の位置から地上型3次元レーザスキャナを用いて3次元計測を行うことにより,キャンパス内の景観を容易に理解可能な形で表現でき,データの編集や視点移動などによる表現の変更も可能であることが確認された。これにより,地上型3次元レーザスキャナは一定範囲の景観把握に有効であるとともに,景観シミュレーションのための道具としても有用であるものと考えられる。
- 2010-09-17
著者
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國井 洋一
東京農業大学地域環境科学部造園科学科
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柳 達弥
東京農業大学地域環境科学部造園科学科
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山崎 元也
東京農業大学地域環境科学部造園科学科
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國井 洋一
東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科
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