韓国と日本産Phiaris(鱗翅目,ハマキガ科)の分類学的研究(II)
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概要
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本論文において,韓国と日本産のPhiaris属のうちolivana種群に含まれる9種を扱った.本種群は雄交尾器の次の3特徴により他の種群と区別できる:(1)uncusは顕著な鉤状で通常2葉,(2)tegumenは高い,(3)valvaは細長く,内面に明瞭な切れ込みを持つ.扱った9種のうち2種toshiookui Bae,hokkaidana Baeは日本から新種として記載し,残りの7種は従来から知られていた種であるが,そのうちの4種castaneana(Walsingham),dolosana(Kennel),examinata(Falkovitsh),transversana(Christoph)については今回新たにOlethreutes属から本属に移した.
- 日本鱗翅学会の論文
- 2000-06-30
著者
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裴 良燮
Department of Biology, College of Natural Sciences, University of Incheon
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裴 良燮
Department Of Biology College Of Natural Sciences University Of Incheon
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