台湾においてマンゴーを加害するHeleanna melanomochla(Meyrick)について(鱗翅目,ハマキガ科)
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概要
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Heleanna melanomochla(Meyrick)を再記載した.雌雄交尾器および幼虫・蛹は初めて図示される.本種の幼虫はマンゴー(Mangifera indica L.)の若い葉の先端や縁を縦に折りたたみ,摂食する.蛹化は折りたたまれた葉の中で行われる.分布:台湾.本種は外部表徴において,H.physalodes(Meyrick)に類似するが,雄交尾器においてtegumenの背方部に広いくぼみを持つこと,太いsociusを持つこと,雌交尾器において第7腹板に強く硬化した1対の後側方突起を持つことにより区別できる.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1995-09-20
著者
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