1204 大規模システムにおけるプロセス改善の一考察(一般セッション)
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概要
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公共性の高いシステムは,そのトラブルが社会に与える影響が大きいことから,高い信頼性が要求されると共にシステム品質を確保する総合的な開発管理が必要である.また,顧客の要求は仕様・スピードにおいて多様化する傾向にあるため,システム開発規模はますます増大化することになる.システム規模の拡大は,開発に関与する要員や部門の増大化を招き,品質確保・納期遵守するためのシステム開発が複雑化することになる.このような環境に対応するためには,開発要員・部門を統合的に管理した上で新たな工夫・手法を実現する組織作りが肝要である.これまでのプロジェクト開発では,部分的な改善や表面的な規約作りに頼るため,組織管理が浸透しないケースが多かった.組織的にプロジェクトを管理するためには,基礎となる開発プロセスを明確にして体系化を図ると共に開発ルールを遵守する環境を構築して,組織的な展開を実現することである.本論文では,大規模公共システムの特徴分析を行ない,プロジェクトマネジメントを踏まえた組織的なプロセス改善を検討した.これにより,プロセス改善の優位性を明らかして,組織管理実現の見通しを得ることが出来た.この戦略的な組糠管理を実践する上で効果があった品質保証・組織的人材戦略・モチベーション向上に対する分析結果を紹介すると共に,プロジェクト開発の評価方法についても提案する.
- プロジェクトマネジメント学会の論文
- 2007-03-15
著者
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- プロジェクトマネジメント学会教育・出版委員会編, PM学会教育・出版シリーズ(2)「PM人材育成のイノベーション」, 発行日: 2006年12月15日, 体裁: A5版, 92ページ, 税込価格: 1,000円, ISBN: 4-902378-07-8 C2034
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