ストック・オプションの評価誤差 : 理論・実証研究からの示唆
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、ストック・オプションの価値評価に関する問題点について、評価誤差という観点から整理する。ここで本研究における評価誤差とは、評価公式それ自体が取り込むことのできない事由により発生する評価誤差と、評価公式適用者の裁量による評価誤差の2つを意味する。前者については、いくつかの理論研究を概観し、それぞれの評価公式を用いて算出された公正価値にどのくらいの価格差が発生するかを検証する。後者については、これまで米国において行われてきた実証研究にもとづいて、ストック・オプションの評価額の決定に際して、経営者がどのような裁量的行動を行っているかを考察する。
著者
関連論文
- ストック・オプションの評価誤差 : 理論・実証研究からの示唆
- 販売費および一般管理費のコスト・ビヘイビア
- Utility Indifference Price for the Asian Option in the Stochastic Volatility Model
- 利益マネジメントの動学モデル
- 企業戦略が会計情報の特性に与える影響
- 費用削減投資と指令振替価格
- 半導体企業における振替価格の設定問題
- 振替価格の戦略的設定
- 企業内取引における振替価格の設定問題
- 効率的な経営者報酬契約と事後的精算問題
- 比較会計制度分析 : コントロール機能の一つの分析視角
- 企業価値評価と経営者報酬契約における会計利益の役割 : 日本企業データを用いた相関分析
- Note on Utility Maximization Problem via Duality Method : How to Derive the Candidate for the Dual Formulation
- 併用方式による企業価値評価 : 加重平均におけるウェイトの問題に焦点を当てて
- 主要顧客比率が企業業績に及ぼす影響について
- 指数ヘッジと平均分数ヘッジ:非完備市場モデルにおける数値実験
- 経営者報酬と利益ベンチマークの未達の関係